フランスからグローバリゼーションとオルタナティブを考える新しいフランス学
最新記事

フランス語の綴りが変わる!? 

「フランス語の綴りが変わる」というニュースが飛び込んできた。実はこの綴り改革は1990年にすでに承認されていたのものだというが、仏紙リベラシオンの記事「Réforme de l’orthographe : ce qui change vraiment 綴り改革:本当に変わるもの」に沿い、改めて一体に何が変わるのか見てみよう。

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映画史に屹立する孤高の天才は逝った―ジャック・リヴェット追悼

ヌーヴェル・ヴァーグの映画作家ジャック・リヴェットが87歳で亡くなったというニュースは、ごくわずかのフランス映画マニアしか驚かせない類の話かもしれない。リヴェットの映画には、確かにゴダールのような強烈なインパクトもなければ、トリュフォーのような親しみ易さもない。ロメールのような分かり易さもなければ、シャブロルにおける「サスペンス」のように特定のジャンルに括られることもない。しかし、

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今月の1曲 “Serenade for Sarah” Michel Legland

『愛と悲しみのボレロ』を劇場で見ました。小学生の頃ロードショー公開を見てから2度目の3時間。子供には見えていなかったあれこれもわかって、様々な思いが交差する事しきりでした。

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FRENCH BLOOM NET 年末企画(4) 今年の注目ニュース

最後は今年の重大ニュースです。bird dog さん、Jaidin さんが、今年の注目ニュースをお届けします。みなさん、良いお年を。そして来年も、FBNをご贔屓に。

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FRENCH BLOOM NET 年末企画(3) 2015年のベスト本

第3弾は2015年のベスト本です。FBN のライターの他に、文芸評論家の陣野俊史さん、NHKフランス語講座でおなじみの國枝孝弘さんに参加していただきました。冬休みの読書の参考になれば幸いです。

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FRENCH BLOOM NET 年末企画(2) 2015年のベスト音楽

恒例の年末企画。第2弾は2015年のベストCDです。今回は FBN のライター陣の他に、アーティストのサエキけんぞうさん、POISON GIRL FRIEND の nOrikO さん、ヒップホップデュオ Small Circle of Friends のサツキさん、音楽にも造詣の深い文芸評論家の陣野俊史さん、マニアックなフランス音楽とフランス語のツィートでおなじみの福井寧(@futsugopon)さん、世界音楽研究家の粕谷祐己さん、NHKフランス語講座でおなじみの國枝孝弘さん、日本で数少ない仏語オリジナル曲を演奏する Bix & Marki の片桐さん、音楽プロモーターのわたなべさんにも参加していただきました。

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FRENCH BLOOM NET 年末企画(1) 2015年のベスト映画

恒例の年末企画、第1弾は2015年のベスト映画です。ちなみに老舗仏映画雑誌『カイエ・デュ・シネマ』のベスト3は、1位はナン二・モレッティ『Mia madre (母よ!)』、2位はアピチャートポン・ウィーラセータクン『Rak ti Khon Kaen (Cemetery of Splendour)』、3位はフィリップ・ガレル『L’Ombre des femmes(女たちの影)』でした。

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Unloved Children —2つのパリ同時テロ事件の影に見えるもの―

2015年11月14日。駅の売店に並んだ夕刊紙の見出しを見て戦慄しました。その一方で、こうも思いました。「やはり起きてしまったか…」今秋、アメリカの幾つかの雑誌で今年1月に起きたパリ同時テロの背景を追った記事が掲載されました。事件発生当初の興奮と距離を置き外国人の視点で冷静に見つめた犯人像と現実は、フランスの抱える深刻な闇をあぶり出していました―次に何が起こってもおかしくない程の。

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グローバリズムの陰画としてのパリ同時テロ

まずは犠牲者を悼むしかない。わたしたちの住むこの世界では、サッカーを観戦し、コンサートを楽しみ、テラス席で食事するのは、なんら咎められるべきことではなく、彼らが殺されるに値する理由など何もない、ということを、はっきりと述べておかなければならない。彼らとは、11月13日の夜、パリの同時テロで亡くなった方々である。

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今どき珍しい(?)ピアノ伴奏だけのシャンソン、2015年の新作2枚

ピアノ伴奏だけのシャンソンの優れたアルバムが2枚発表されたのでご紹介します。

まず一枚目は、シリル・モカイェシュとジョヴァンニ・ミラバッシによるアルバム Naufragés (海難者)。シリル・モカイェシュは1985年生まれの歌手で、十代の頃はテニス選手として期待されたそうですが、ロック歌手になって、これまでにグループとして1枚、ソロとして2枚のアルバムを発表しています。

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どうしてフランスがイスラム国のメインターゲットになるのか?

「フランスおよびフランスと同じ道をたどるものは、イスラム国のメインターゲットになると覚悟を決めねばならない」
金曜日の襲撃は自ら手を下したものだと公式声明を出したテロ組織の言葉は明快だ。フランスがターゲット中のターゲットということだ。マルク・トレヴィディック判事が10月初めころから指摘していたように、どういう理由で我が国が「明々白々なナンバーワンの敵」になるのだろうか?

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“Le Week-End”(邦題:ウィークエンドはパリで)

世界中の人をひきつけて止まないパリ。この街を訪れる人をテーマにした映画も数知れず、硬軟甘辛旧作新作いろいろ取り揃えられています。この映画もその一つ。ラベルを貼るなら「珍道中物」になるでしょうか。

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今月の一曲 “India Song” Jeanne Moreau 

日差しがおだやかになり、秋へと一気に舵を切る頃に、いつも聞きたくなるのがマルグリット・デュラスの映画『インディア・ソング』のテーマ。映画を見てしまったものの中に忘れ難い印象を残してくれますが(耳にするたびにデルフィーヌ・セイリグの白い背中と紅いドレスが瞼に浮かびます)、最近デュラス本人が詞を付けた歌バージョンの存在を知りました。歌っているのはかのジャンヌ・モロー。

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ディオール兄妹の戦争

1944年8月15日、聖母昇天祭の祝日。じりじり照りつける夏の大陽が沈みパリが闇に包まれた時、パンタン駅から貨物列車が出て行きました。積み込まれていたのは人間。レジスタンスに加担したとして逮捕され、市内の幾つもの刑務所に収容されていた2,457人もの人々が、ドイツ国内の強制収容所へ移送されていったのです。数百人の女達も含まれていました。

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映画における不平等 – 「女性の年」と言われた今年のカンヌ映画祭

最近、「流行りの映画700本における不平等」という南カリフォルニア大学(USC)の研究レポートが話題になっていた。同大学には世界的に有名な映画学科があるが、2007年から2014年までの7年間に公開されたその年のトップ100の映画、合計700本を調査した。差別に関する興味深いデータをいくつか紹介すると

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エマニュエル・トッド『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』

いま、ギリシャ債務危機がEU諸国を震撼させています。この問題について、「公務員がやたらと多い」「年金の給付水準が高すぎる」「そもそも何年かに一度破たんしている、どうしようもない国だ」と、危機の原因をギリシャ側に求める意見がみられる一方で、いまやEUの盟主といってもいいドイツに対する批判的な主張もちらほらと散見されるようになってきています。

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『「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか?』

あまりにも身近にありすぎて、私たち日本人が当たり前だと思っている日本のスナック菓子の味のクオリティー。パッケージなどに凝らされている様々な工夫。これらは世界のマーケットでも十分通用するもので、すでに多くの国のスーパーで売り上げをのばしています。台湾のコンビニなどは、日本のスナック菓子で席巻されているといいます。

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今月の一曲 “Christine” Christine and the Queens (2015)

久しぶりに心底「カッコよろし」と思えるPVに出会ったのでご紹介を(昨年のベストCDにチョイスされていた有名アーティストを今頃取り上げるの?という声も少なからず聞こえてきそうですが…)。

Cnristine and the Queens はナント出身、27才のシンガー/ソングライターであるエロイーズ・ルティシエの一人バンドです。

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追悼・鶴見俊輔:いつでも訂正可能であるということ

2015年7月20日、鶴見俊輔が亡くなった。享年93歳。ここ数年、目立った発言がなく、病状が思わしくないのだろうと推察していたので、驚きはなかった。ただ、僕にとって、喪失感は大きい。それは、彼のような思想家は、もう出てこないだろうという気がするからだ。

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En Chantant 新星ルアンヌ・エメラの「歌い直し」

フランスで旋風を巻き起こしている歌手がいます。ルアンヌ・エメラ。18才、天涯孤独の身の上。笑顔がチャーミングな、健康的な Girl Next Door。テレビの勝ち抜きオーディション番組でセミファイナリストになった時に見いだされ、演技経験はゼロながら映画 ”La Famille Bélier” に出演。耳の不自由な家族の中ただ一人健常者である歌手志望の娘を熱演し、映画は大ヒット、彼女自身もセザール賞の新人賞を獲得。

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動画で憶える仏検5級のボキャブラリー

フランス語検定試験があと2週間に迫りました。本格的に準備を始めましょう。今回はフランス5級の単語対策です。歌を何度も聴いてください。耳を澄ませながら、まずは音で憶えてください。その方が記憶に定着しやすいはすです。綴りの確認はそのあとで。