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食べたいから、作る! レイチェル・クーのフレンチ・クッキング

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Eテレというチャンネルは、ときどき、思いがけない楽しい輸入ものの番組をひっそりオンエアします。最近の掘り出し物は、イギリス人のシェフ・フードライター、レイチェル・クー(Rachel Khoo)の料理番組、”The Little Paris Kitchen”です。

セント・マーチンズ出身、有名アパレルでPRとして働いていた時料理にめざめ、26才でパリに移住、食の世界に身を転じた“料理女子”のレイチェルが、ベルヴィルにある自宅アパートメントのお一人様仕様のキッチンからフランスの家庭料理を披露するという趣向。料理もトークもひとりでこなすミニマムな作りです。

パリの小さなキッチンユニークなのは、生活感あふれる極小キッチン。コートが微妙に薄くなったティファールのフライパンから、それって洗面器?とつっこみたくなるような使い込んだほうろうのボウル。まな板を置けば終わりという狭さの調理台。極めつけは、マッチで着火するガスコンロ!ファッション雑誌のきれいな料理ページとはかけはなれた現場をフルに使いこなしつつ、マイペースで鼻歌まじりに料理してゆくレイチェルのスタイルがまた見物。レシピの分量を読み上げつつも投入する時にはずいぶんざっくりした量だったり、「混ぜるときはやっぱり手がだるくなるのよね」とぼやいたり、「これってめちゃウマなのー」とはしゃいだり。ときどきカメラの存在を忘れてるんじゃないと思うほどです。美味しいものがたべたい!という健康な欲望がキッチンにあふれていて、見ている方も素直にお腹が空いてくる。

名前が示す通り、中国系マレーシア人を父に持つレイチェルは、つやつや黒髪に真っ赤なルージュが引き立つふっくらかわいい人。彼女なりのフレンチ・カジュアルな着こなしも番組の楽しみのひとつです。美味しいから、楽しいからいつのまにかここパリまできちゃった、という女子の心意気が感じられます。残念ながらEテレでの再放送はありませんが、料理シーンはYouTubeで見ることができます。見てみたい方はこちらでどうぞ。

・レモンとラズベリーのマドレーヌ
youtu.be/rYxAZj_4dXI

・巣ごもりタルティフレット
youtu.be/yYzezPHO20g

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GOYAAKOD=Get Off Your Ass And Knock On Doors.

大阪市内のオフィスで働く勤め人。アメリカの雑誌を読むのが趣味。 門外漢の気楽な立場から、フランスやフランス文化について見知った事、思うことなどをお届けします。