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フランスの町とお菓子(2) Kougelhopf(クグロフ)

text by / category : 食・レシピ

クリスマスの発祥の地は、フランス・ドイツ国境のアルザス地方だという話は、今ではすっかり有名です。同じく名前が知れつつあるこの地方の伝統的な焼菓子Kougelhopf(クグロフ)をご紹介します。

アルザス地方のごちそうのシンボルとも言えるこの焼菓子は、真ん中に穴があいた煙突型のものが最も一般的ですが、クリスマスの食卓には、星のかたちの型で焼かれることもあります!

ほかにも、イースターには魚の形、ぶどうの収穫時期にはぶどうの形、婚約式用のハート型、結婚式には豊かさの象徴であるザリガニ型など…時季に合わせた色々な型が存在します。

また、味のバリエーションが豊富であることもクグロフの魅力のひとつ。生地にレーズンの代わりにオレンジピールやレモンピール、乾燥クランベリーやクルミ等混ぜ込んでみたり、できあがったクグロフにハチミツやジャム、生クリームを添えて食べるのもオススメです。パーティーシーズンにぜひ、大きなクグロフをみんなで囲んで、それぞれお気に入りの食べ方を見つけてみてください!

Kougelhopf(クグロフ)
準備:1時間 発酵:1~2時間 焼き時間:45分

材料(20cmクグロフ型一台分)
ビール酵母  … 25g  *ドライイースト 約5g
牛乳     …300ml
バター    …200g
グラニュー糖 … 80g
塩      …少々
薄力粉    …500g
たまご    …2個
乾燥レーズン …100g
アーモンド  …適量
粉砂糖    …適量

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1. ぬるく熱した牛乳150mlに、ビール酵母を混ぜておく。

2. 残りの牛乳150mlに、バター、砂糖、塩を溶かし込む(軽く熱すると溶けやすいです)。

3. 容器の中に小麦粉、たまごを入れ、そこに2を加え、手で勢いよく混ぜる。20分ほど、生地をこねたり、ボウルの内側に打ち付けたりして生地をまとめる(生地が手にくっつかなくなるまで)。

4. できあがった生地に1を注ぎます。ある程度まとまるまで(手にくっつかなくなるまで)こねて、それから暖かい場所で約2時間発酵させます。

5. 乾燥レーズンをぬるま湯にひたして少し膨らませ、ペーパー等で水気をふき取って4に混ぜこみます。

6. クグロフ型の内側にバターを塗り、底にアーモンドをならべます。

7. 生地を型に流し込み、再び暖かい場所で少し発酵させ、生地が型より少しはみ出るくらいまで待ちます。

8.180℃に余熱したオーブンで45分焼きます。半分くらい経過したところで、焦げないように上からアルミホイルをかぶせます。

9.焼きあがったクグロフに粉砂糖をふりかければ、できあがりです! Bon appetit:)



posted date: 2017/Dec/23 / category: 食・レシピ

神戸在住。パリ留学中にフランスの地方の豊かな食文化に傾倒。フランスの町とお菓子のことを中心にお伝えさせて頂きます。2016年春より、とある山の上にて、地方菓子を味わいながらフランス語・食文化に触れる会を月1で開催中。

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