■今年気になったのはやはり中国の台頭。フランスのニュースにも中国が話題に上ることが多くなった。2009年にフランスを訪れた中国人観光客による現地での買物額はロシア人観光客を上回り、フランスでの「ショッピング王」の座に輝いた。フランスのブラン...
『意識に直接与えられているものについての試論』■今年、本当に驚かされた一冊は竹内信夫訳ベルグソン『意識に直接与えられているものについての試論』(白水社)である。何と個人全訳による『新訳ベルグソン全集』の第1巻だそうで、全7巻+別刊1の構成に...
2011/Jan/02 /
category: 本・文学
■今年もいろんな映画を見ました。こちらはほとんどが映画館で見た新作です。このFBNでも何作か感想を述べたので、それは省くと、『息もできない』を挙げたいと思います。暴力が惰性になるのは、人間としていちばん悲しい光景です。リヴァイヴァル上映の『...
2011/Jan/01 /
category: 映画
■今年もいろんな音楽を聴きましたが、新譜はほとんどありません。ふだんの生活圏にCD屋がないせいでしょうか。近所のレンタルショップで借りたCDをiPodに入れて、通勤のバスで聴いていました。今年出たものの中では、ライムスターの新作『マニフェス...
2010/Dec/30 /
category: 音楽
「学問を修めるために若者が大学に通うということが、比較的早い時期になくなるだろう」と予想するビル・ゲイツの発言が記事になっていた。
(さらに…)
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女子学生から「これを読まないと現代っ子は理解できないですよ」と言われ、Wiki で検索したら、設定のあまりの奇想天外さに吹いてしまった「聖☆おにいさん」。早速その日に TSUTAYA で借りて読んでみた。「聖☆おにいさん」を読んでいて、「日...
2010/Sep/17 /
category: 漫画・アニメ
その昔パリにいたころ古書好きの大学の先生にドゥルオ Drouot (メトロ8&9号線に駅あり)の競売会場に行ってカタログを手に入れて来いと言われたことがある。そこでは古本や絵画やアンティークが取引されるが、代々サヴォワ地方の出身者が...
『あつい、あつい』 垂石眞子 こどものとも年少版 2008年8月号 (福音館書店) ■暑い。暑いです。どうにかしてくれ!という気分をなだめるのにオススメしたいのがこの絵本。動物たちが、大きいのも小さいのも連れ立ってちょっとでも涼しいところを...
2010/Aug/24 /
category: 本・文学
7月10日のニュースだが、闘牛反対派にとっては歴史的な勝利になった。カタルーニャ(カタロニア)の州議会の投票結果は68対55で闘牛の禁止に軍配があがった。カタルーニャは闘牛を禁止するカナリア諸島(1991年に禁止)に次ぐスペインの第2の州に...
2010/Aug/23 /
category: 政治・経済
森巣博が書いていたが、以前、飛び込み自殺が比較的少なかったとき、鉄道会社は2 時間以上電車を止めて遺体を回収したそうだ。最近は大まかに回収して15分くらいで運行を再開してしまう。だから沿線のカラスはまるまる太っていると(まるで鳥葬だ)。自殺...
2010/Aug/02 /
category: 政治・経済
フランスのプログレといえば外せないのがマグマ Magma。ちょうど今週末、夏の音楽の祭典 FUJI ROCK に出演する。それに合わせて記事を書いていたら、フジロックが始まってしまい、さらにマグマの演奏開始まであと1時間に迫っている。
リー...
2010/Jun/10 /
category: 音楽
23日に閉幕したカンヌ映画祭。ベテラン勢の作品や話題作ではなく、タイの映画がグランプリを受賞するなど、今年もサプライズがしっかり用意されていましたが、個人的にうれしいオドロキだったのがフランスの俳優マチュー・アマルリックの監督賞受賞でした。...
2010/Jun/04 /
category: 映画