フランスからグローバリゼーションとオルタナティブを考える新しいフランス学

11月の1曲 “I See a Darkness” Bonnie “Prince” Billy

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たまに、ふっと、ほの暗い音楽を聴きたくなることがある。滅入っているから、といったそれらしい理由は何もない。のどが乾いたから水分補給するように、ただ体がそういった音を欲している。 そんな時に手がのびるのがこの曲。静かで、内なる闇と死についての歌なのだけれど、自分の奥底を凝視するようなはげしさはなく、少ない音数の間はふしぎな浮遊感と高揚に満ちている。静かで、うすら暖かい暗さの中に沈み込んでいくような、何とも言えない心持ちになる。 子供のころ読んだ絵本に出てきた、泥につかるのが大好きな子豚のことを思い出す。お気に入りのやわらかい泥の中に、ずずーっと静かに沈んでゆく豚の恍惚の表情は、この世にはコトバでは言い尽くせない(アブナい?)心地よさというものがあることを教えてくれた。この曲にすっぽり包まれるとき、あの豚の気持がなんとなくわかるような気がする。そういった意味でも、真にパーソナルな音楽だと思う。秋の夜長に、素に戻れる空間で聴きたい。 ジョニー・キャッシュがカバーしたバージョンも有名だけれど、言霊の人キャッシュの説得力のある歌ではなく、オリジナルを取りたい。 youtu.be/LAriDxTeed8 GOYAAKOD@ファッション通信NY-PARIS 人気ブログランキングへ ↑クリックお願いします FBN25.png

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大阪市内のオフィスで働く勤め人。アメリカの雑誌を読むのが趣味。 門外漢の気楽な立場から、フランスやフランス文化について見知った事、思うことなどをお届けします。