フランスからグローバリゼーションとオルタナティブを考える新しいフランス学

2012年思い出のテレビアニメ

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春の新作テレビアニメが出揃ったなんとも楽しい時期です。けれども見る時間をいかに確保するか、それが問題。とりあえず溜まりに溜まった録画を片付けながら、昨年から今年3月までの作品を振り返ってみました。 ジョジョの奇妙な冒険 Vol.1 (紙製スリムジャケット仕様)(初回限定版) [DVD] まずは何と言っても『ジョジョの奇妙な冒険』!当初はテンポが生理的に合わないようにも感じたが、話数を重ねるごとに違和感は薄まり、アニメならではの演出のパワーを感じる結果に。とにかく声優陣が素晴らしい。ジョナサンを演じた興津和幸氏、第一声からして「そうだ、ジョナサンってきっとこんな声だ!」と思わせてくれたほどの適役。ジョセフの杉田智和氏は特徴的すぎる声ゆえに一瞬とまどったが、そのアクの強さがこれ以上ないほど嵌って怪演!またスピードワゴンとシュトロハイムの演技も完璧すぎるほどで、文字を音にするプロ声優の凄さを体感。そして素晴らしいOPとED!作品の世界観を見事に表現していて、録画での鑑賞でも毎回必ず見てしまう。とにかく心昂る。全編を通じ、スタッフ陣の原作に対する愛と情熱に満ち溢れている作品。この勢いで第三部のテレビアニメ化をぜひ実現してほしい。
ブラック★ロックシューター Blu-ray BOX (完全生産限定版)何の予備知識もないまま見た『ブラック★ロックシューター』。思春期の少女たちの人間関係をテーマとした物語はややとっつきにくいのだが、バトルシーンのグラフィックに魅かれた。暴力的でショッキングな描写もあるが、突出したセンスの良さが感じられて一見の価値あり。
氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray] 瑞々しい映像が印象的な『氷菓』。たわいない学園ミステリーが楽しく、主人公たちの曖昧な人間関係が心地よい。ヒロインである千反田えるには魅力がないと不満だったが、なぜか最終回の頃には好感を持つように。それはおそらく、折木奉太郎との関係描写が情緒に満ちていたからだと思う。そして折木を演じる中村悠一の声は物憂げで実に魅力的。揺れる前髪、伏し目がちになる表情と相まって青春のナイーブさを体現したキャラクターにぴったりだ。「青春は優しいだけじゃない。痛い、だけでもない。」という作品のキャッチフレーズが心に沁みる。苦しいことだらけだった青春時代や高校生活が、時を経るとなんとまぶしいことか…そんな思いを抱かせてくれる。
夏雪ランデブー 第1巻 初回限定生産版【Blu-ray】 そんな中村氏の演技を堪能できる『夏雪ランデブー』もお勧め。三角関係の恋愛ドラマに個人的にはそれほど関心を持てなかったが、声優陣の演技は聴きどころあり。特にごく普通の若者を演じる中村氏の声は魅力的だ。
となりの怪物くん 1(通常版) [DVD] 高校生のラブコメなんて…と期待ゼロで見た『となりの怪物くん』、意外に繊細なキャラクター達を楽しめました。そして久しぶりに魅力的なヒロインに出会えたように思う。やはり少女マンガ原作は侮れない。
彼氏彼女の事情 VOL.1 [DVD] しかしながら、こういった「実は私たちそれぞれ色々あります」風な高校生ドラマというと、どうしても『彼氏彼女の事情』を思い出してしまう。庵野監督によるアニメもとても面白かったので、未見の方はぜひ。
THE UNLIMITED 兵部京介 01(初回限定版) [Blu-ray] 『THE UNLIMITED 兵部京介』は『絶対可憐チルドレン』のスピンオフ作品。絶対可憐~はほとんど知らないのだが、洗練されたキャラデザインに惹かれて視聴。エスパー対ノーマルという物語にそれほど新鮮味は見出せなかったものの、中川幸太郎氏による音楽が鮮烈で、戦闘場面が魅力的。
PSYCHO-PASS サイコパス VOL.2 [Blu-ray]
そして、『PSYCHO-PASS サイコパス』。本広克行監督(『踊る大捜査線』)の企画に『魔法少女まどか☆マギカ』を手がけた虚淵玄が参加した話題作。「シビュラシステム」の監視下に置かれた近未来社会で、治安維持を担う公安局の刑事たちの物語。設定はわかりやすく、登場人物もひとりひとりが存在感を放っている。様々な娯楽要素がバランス良く盛り込まれており、グロテスクな描写に抵抗を覚えなければ楽しめる作品だ。しかしほど良く仕上がっているだけに、何かが足りないと思ったのも事実。たぶん、2012年らしさ、というものが欠けていたような気がする。 けれども登場人物の一人が口にする「紙の本を買いなよ」というセリフは印象的だし、様々な引用もなかなか格好良い。実際に、この作品で言及された『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』等のタイアップフェアが全国の書店で展開され、好調な売れ行きを示しているそうだ。さらに最後には、プルーストの『失われた時を求めて』も登場する。ラストシーンでテーブル上に置かれた文庫本がクローズアップされるのだが、EDのクレジットに集英社版であることが明記されている。なぜプルーストなのだろう、と考えてみるのも面白いだろう。ネット上でも色々と議論が交わされた模様。
中二病でも恋がしたい!  (1) [Blu-ray] タイトルだけで正直お腹いっぱいの『中二病でも恋がしたい!』。とりあえず初回は見ておくか…くらいの気分だったが、これがなかなか楽しめたのでした。最後まで見ると、タイトルがより深く響く。何も考えずに笑って観るのも良し。タイトルだけで避けてはいけないという好例。


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