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このシャレ、分かります?

text by / category : フランス語学習

今回は、この3ヶ月間にトゥールーズで見かけたシャレた店名や表現をいくつか紹介します。といっても、エレガントという意味ではなく、意味を引っ掛けた、いわばダジャレの類です。

この手のシャレというのは、分かる人に説明するのは野暮なもの。でもちょっと面白いので、野暮を承知で解説してしまいます。

Les trois mousquetons
アレクサンドル・デュマの『三銃士』は原題を Les trois mousquetaires といいます。マスケット銃を持った近衛兵 mousquetaire と綴りがよく似た mousqueton は、留め環のこと。「アクセスが難しい場所の工事」を請け負う会社なので、留め環でぶら下がって作業するイメージでしょうか。

Ferme attitude
農家直送の野菜や加工品を売る店です。ferme は「農場」という名詞であると同時に、「決然とした」という意味の形容詞でもあります。したがって、決然と農家の品を売る態度、というダブルミーニングになっています。

Le toit, c’est mon métier.
店名ではありませんが、屋根の修理屋さんのキャッチフレーズが「屋根、それが私の仕事」となっていますが、これは屋根 toit が「あなた toi 」と同音異義語であることに引っ掛けています。« Toi, c’est ma vie »(あなたは私の人生)とか、« Toi, c’est mon âme »(あなたは私の魂)とかいった大げさな常套句を踏まえて、「屋根は私の仕事」とただ職業紹介をしている落差を楽しみましょう。

Pas si bêtes!
市立図書館の児童書コーナーの分類は、遊び心にあふれています。動物 bêtes に関する本が置いてある棚には「そんなにバカじゃない Pas si bêtes 」と書いてあります。おそらく最初は単純に動物 animaux としていたのでしょうが、子供たちに親しみをもってもらうために変えた、のかな。トゥールーズの市立図書館全体で採用されているネーミングなのか、それともこの図書館独自のネーミングなのか、それについてはまだ調査していません。

Papiers, ciseaux !
最後はTシャツの絵柄から。警官が「免許証 papiers 」を求めているのに対し、運転手はそれを「紙 papier 」と解釈し、「ハサミciseaux」と返しています。紙とハサミは、じゃんけんのパーとチョキに相当します。グーは「石 pierre」です。ちなみにフランスのじゃんけんには、4つ目の「井戸 puits 」が登場するものもあります。井戸は石もハサミも落ちます(井戸の勝ち)が、紙(または葉っぱ)は水に浮くのでパーの勝ち、らしいです。




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