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テオ・アンゲロプロスを忘れたくない

2012年1月下旬、ギリシャ出身で現代を代表する映画監督テオ・アンゲロプロスが亡くなったという衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。新作映画を撮影中の交通事故死だという。1980年代から90年代にかけて世界を席巻した巨匠のあまりにも突然の訃報...
2012/Mar/12 / category: 映画

3.11に聴く「灰色の影」(デイヴィ・ジョーンズ追悼に代えて)

2012年2月29日、モンキーズ(The Monkees)のデイヴィ・ジョーンズ(Davy Jones) の訃報が飛び込んできた。享年65歳。僕は熱心なファンではなかったけれど、モンキーズには好きな曲がいくつかある。そのなかでも、バリー・マ...
2012/Mar/10 / category: 音楽

machine to think different -ジョブズとボードレール (2)

麻薬による幻覚には、五感のあいだと異なった観念のあいだの置換に加え、「主観と客観のあいだの置換作用」がある。ボードレールの『人工天国』では「外物を観照しているあいだに自己固有の存在を忘れて、やがて外物と混淆する」と言われている、例えば一本の...
2012/Mar/09 / category: IT・情報技術

英語できずに市議候補失格

3月2日付けの産経新聞の夕刊で興味深い記事をみつけました。『英語できずに市議候補失格』というタイトルなんですが、ちょっとこちらの記事をかいつまんで紹介してみたいと思います。 (さらに…) ...
2012/Mar/07 / category: 政治・経済

日本のアニメ・マンガで出会うフランス(2)―水城せとな『失恋ショコラティエ』

『失恋ショコラティエ』は第2回 anan マンガ大賞受賞作であり、各種メディアでも取り上げられた話題作で、現在4巻まで発売中。水城せとなはすでにいくつもの代表作を持つ人気作家で、この作品や『放課後保健室』などの仏語訳も発売されており、200...
2012/Mar/03 / category: 漫画・アニメ

2月の一曲 “I Saw The Light” Todd Rundgren   ”Something/Anything” (1972)より

ヴァレンタイン・デイも終わり暦の上では春に向かっているらしい?2月の終わり。甘い贈りものへのお返しになりそうな、とびきりチャーミングな「男子からのアンサーソング」を選んでみました。 (さらに…) ...
2012/Mar/02 / category: 音楽

灼熱の魂

すさまじい映画だ。 冒頭は何の台詞もない。中東のどこかの国で一人の少年がこちらを見つめてくる。ただそれだけ。並ばされ、髪を次々に刈られる少年たち。こちらを凝視する少年の足首に三つ並んだ点状の刺青。 (さらに…) ...
2012/Feb/29 / category: 映画

「ブエノスアイレスの冬」が聴きたくなる日

いつまでも寒い日が続きますね、というのが、人と会うたびに挨拶代わりの言葉となっていたのが、いつの間にか、少しずつ春の気配を感じるようになってきた。こんな季節の変わり目に、僕がいつも思い出すのが、アストール・ピアソラの「ブエノスアイレスの冬(...
2012/Feb/26 / category: 音楽

2011年思い出のテレビアニメ

あっという間に時が過ぎ、新年を迎えたと思えばもう2月。テレビアニメの鑑賞を、消化試合のようにこなす日々。もはや何を見ているのか、あるいは見ていないのかさえわからなくなる一方です。テレビアニメの本数は2006年がピークで年間279タイトル放映...
2012/Feb/16 / category: 漫画・アニメ

machine to think different -ジョブズとボードレール (1)

スティーブ・ジョブズはかつてヒッピーで、幻覚剤の LSD を服用し、禅に傾倒し、インドを放浪した。グーグルの創業者、ラリー・ペイジは西海岸のサイケバンド、グレートフル・デッドの大ファンだった。これは今や誰もが引用する、現在と1968年を結び...
2012/Feb/12 / category: アート・デザイン

J’irai dormir chez vous ―フランス版「田舎に泊まろう」

おもしろい動画をみつけました。Antoine de Maximy さんが世界中を旅して、現地の人たちとナマの交流をするという内容のTV番組をアップしたもののようです。 (さらに…) ...
2012/Feb/02 / category: ライフスタイル

1月の一曲 “At Last”   Etta James (1961)

「希望」を感じる曲はないか、と思いめぐらして浮かんだのがこの曲。先頃亡くなったエタ・ジェイムズが20歳そこそこで歌った、オールディーズ感たっぷりなバラードです。 (さらに…) ...
2012/Feb/01 / category: 音楽

世界中で美術館人気 フランスとスペインの場合

2011年は、世界中の美術館が記録的な入場者を迎えた。フランス全体で2011年は前年比で5%増加した。個別に見てみよう。 (さらに…) ...
2012/Jan/31 / category: アート・デザイン

橋爪大三郎×大澤真幸 『ふしぎなキリスト教』(3) 宗教と科学の両立

キリスト教の最大のふしぎのひとつは、現代のキリスト教徒たちが、どのようにキリストの起こした奇蹟と、科学のあいだで折り合いをつけているか、ということだ。ふしぎというよりはとりわけ現代人の誰もが抱く疑問だろう。神による天地創造と、進化論の矛盾が...
2012/Jan/28 / category: 本・文学

How to fake French, または民族ジョークについて

最近、Facebookで友人がある動画を紹介していた。題して「フランス人のふりをするには」。方法は次の4つ。 (さらに…) ...
2012/Jan/25 / category: 政治・経済

ADBUSTERS & ANTI-PUB 広告退治と反広告(2)

企業による広告の垂れ流しと、街の風景の汚染。私たちにとっても決して他人事ではない。広告が批判されるのは、それが公共空間や日常生活を侵略しているからだ。テレビ、ラジオ、ダイレクトメール、電話、新聞、映画、広告パネルを活用し、騒音によって注意を...
2012/Jan/24 / category: 政治・経済

1.17から3.11へ(17年目の覚え書き)

阪神大震災から今年で17年が経った。17年というのは、別に節目の年ではないが、今年はこれまでとまったく違った印象でこの日をむかえた。言うまでもなく、東日本大震災があったからだ。 (さらに…) ...
2012/Jan/20 / category: 政治・経済

ADBUSTERS & ANTI-PUB 広告退治と反広告(1)

1月1日の朝日新聞に「ウォール街を占拠せよ」の仕掛け人、カレ・ラースン Kalle Lasn 氏のインタビューが載っていた。彼は「アドバスターズ Adbusters 」という雑誌を発行している。アドバスターズ、つまり広告退治の雑誌だ。 (...
2012/Jan/17 / category: 政治・経済
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