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結婚を奨励すべく、イケメン独身に課税を-「フランスソワール」紙より

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ある日本の経済学者が結婚数と出生率を向上させるために、容姿にかかわる税の創出を提案した。

イケメンに課税を? 独身率の増加と結婚の減少に日本が苦しむなかで、経済学者の森永卓郎が容姿の優れている独身男性にかぎって特別税を課してはどうかと提言した。この新税のおかげで、容姿が醜いとされる男たちはほかの男たちより税金が安くてすむようになり、森永によると、彼らは女たちにとってより魅力的になるだろうとし、これによって結婚数と出生率が上がるという。おなじく、イケメンとされる男たちは税負担が重くなるので、それから逃れるために家族を持とうとするのだという。 女性5人で構成されるイケメン審査会 すくなくとも独創的といえるこの課税制度にくわえて、森永はその容姿に応じて男たちをクラス分けすることを提案している。男たちは、イケメンから普通、まぁまぁブサメン、ブサメンの4つに分類されることになる。自国メディアから取材を受けた森永の説明によると、クジで選ばれた女性5人で構成される「イケメン審査会」がこのデリケートな作業をこなし、彼女らによって男たちはどのカテゴリーに分類されるのか決められるという。 Le Point紙によると、日本では30~35才の男性のうち、ほぼ半数が独身であり、その原因は経済危機による給料の低下であるという。さらに同紙によれば、日本人女性はあいかわらず理想の伴侶を求めており、自分たちの収入のすくなくとも2倍を稼ぐ男性を求めている。留意しておかねばならないのは、日本人女性の70%は一人目の子どもが生まれたときに仕事を辞めてしまうということだ。 この話題はフランスではきっと論争をまきおこすだろうが、日本ではそうでもないようだ。1941年、すでに日本政府は独身税を検討していたのだ。

Japon : Taxer les beaux célibataires pour augmenter le nombre de mariages France-Soir 30/04/12

(訳者後記:翻訳元は『フランスソワール』ですが、そもそもこの話題を最初に目にしたのはフィガロ紙においてでした。日本で「イケメン税」なんて聞いたことないわいと、現地の報道を探していてみつけたのが今回の記事でした。『フランスソワール』は大衆紙なので、なかば真面目なかばエンターテインメントというトーンで話題にしているのでしょうが、とはいえ、少子晩婚化というのはどの先進国も抱えている共通の課題であるぶん、フランス側でもこの手の話題に敏感にならざるをえないのかな、と思います。この話題の表層面は多少は冗談っぽいかもしれませんが、深層面では重大な課題であることに変わりないでしょう。しかし、森永氏の発想は奇想天外ですね。さらに…。このひとの普段の言動を考慮に入れると、どうも個人的な思いを政策に反映させているだけにみえてしかたないんですが…)

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