フランスからグローバリゼーションとオルタナティブを考える新しいフランス学

今月の1曲 “La Javanais” Iggy Pop 

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9月になると個人的に聴きたくなるのが、この曲。暑さが和らいだ屋外で、サンドレス姿の妙齢の女と男が踊っているイメージが浮かんでしようがないのです。誰にでも歌える曲ではない(女子はダメ、甘い顔の坊やがクルーナー気取りで歌うのは論外)のでいつもオリジナルに手が伸びてましたが、今回は意外なおひとがカヴァーしてくれたので、そちらをご紹介したく。

OPRESそのひととはイギー・ポップ(おお)。全身これロック、生きるロック・アイコンとして知られる彼ですが、ここ数年フランスのポピュラー音楽にはまっているらしく、最新アルバムでは前作に続きシャンソン・クラシックスをどうどうフランス語で歌ってます。所属レーベル、ヴァージン EMI はリリースを拒否、自主制作盤として世に出ることとなったものの、音楽としては「イギー=ハードなロック」のバイアスをはずして聴けばしごくまっとうな出来。「ハイティーンの頃にはラヴェルやドビュッシーをよく聴いてたんだ。」というイギー。もともとフランスの音楽に関心があったということだけれど、60歳を超えて挑戦してしまうとは!

しかし、意外にも、イギー・ポップ meets フレンチポップスの試みは成功しています。本人に気負いがないのもいいし、いろいろあった歳月がにじみでた声の渋さがメロディーの甘さと絡まって、ビタースウィートな仕上がり。ギターが小気味良いアレンジもさることながら、惚れ込んだ曲を歌うイギーの喜びが伝わってきて、聞き慣れた曲なのに新鮮な気持になれます。

試してみたい方はこちらでどうそ。 http:/youtu.be/_QxCyJIpgec

同じアルバムでは Joe Dassin のこれぞフレンチポップス!な曲 “Et si tu n’ existais pas” もカバー。オリジナルと違いロリータ声も加わってこちらもなかなかイけます。

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GOYAAKOD=Get Off Your Ass And Knock On Doors.

大阪市内のオフィスで働く勤め人。アメリカの雑誌を読むのが趣味。 門外漢の気楽な立場から、フランスやフランス文化について見知った事、思うことなどをお届けします。