フランスからグローバリゼーションとオルタナティブを考える新しいフランス学

6月の1曲 “Stumbling through The Dark” The Jayhawks 

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雨に降り込められた休日の午後。いつ終わるかしれない雨音を背にぼんやり過ごす時、ついつい手が伸びるのが The Jayhawks のアルバム、”Rainy Day Music”。

オルタナ・カントリーと呼ばれるアメリカ産の音楽の一つだけれど、印象はかなり薄味で繊細。いいメロディがつまっているものの、より美味しくしようとあれこれ手をかける様子はなし。素朴な音にのせて真面目な青年達が声を合わせて一生懸命歌っています、という感じの音楽。しかもその青年達はとてもシャイときている。眼鏡の奥の気弱で優しい眼差し、を音で描写したらこんな風だろうか。初めて耳にしたときは、こんなに繊細な音でアメリカの音楽業界を渡っていけるのかしらん?と心配になったほどだ。

Rainy Day Music-Bonus Disc Editionしかしこのアルバムの持つ「内向き感」は屈折や暗さとは結びつかない。俯かず、相手を見返すポジティブさがある。「明るい内向き」とでも言おうか。そんな感じがごく自然に伝わってきて、いつのまにかとてもなごやかな気持にさせてくれるのだ。

今回選んだのはこのアルバムの最初の曲だけれども、シングルカットされた ”Save It for a Rainy Day” もいい感じの曲だ。プロモクリップには、なぜか女優、メアリー・ルイーズ・パーカーがヒロインとして登場する(バンドメンバーとお友達だそうで)。この人の魅力は何をどうやっても自然と柔らかな「善良さ」が漏れでてくるところにあると思うのだけれど、The Jayhawks の「明るい内向き」と共鳴してぴったりはまっている。バンドの面々もパーカーも今となっては笑ってごまかしたくなるようなお粗末な内容ながら、彼女の表情と音楽の組み合わせを楽しめてなかなかお得だ。

聴いてみたい方はこちらでどうぞ。 youtu.be/x4_-Y0X-HlQ

クリップが見たい方はこちらへ。 youtu.be/M-3yswHFUNc

GOYAAKOD@ファッション通信NY-PARIS

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大阪市内のオフィスで働く勤め人。アメリカの雑誌を読むのが趣味。 門外漢の気楽な立場から、フランスやフランス文化について見知った事、思うことなどをお届けします。