フランスからグローバリゼーションとオルタナティブを考える新しいフランス学

世界王者のなでしこ ‐Le Figaro より

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サッカー日本女子代表が、きのうフランクフルトでアメリカを下してW杯を手にし(スコアは2-2、PK戦で3-1)、大きなサプライズを巻き起こした。アビー・ワンバックはアメリカ代表にとって敗北は「選択肢にはない」と述べていたが、日本代表は2度勝ち越されて2度とも追いつき、思いもよらぬ不屈さを見せつけた。そして、対日本戦22勝3分けと無敗を誇っていたアメリカだが、PK戦で3人(ボックス、ロイド、ヒース)がGK 海堀に阻まれて立てつづけに失敗した。今回のW杯での日本代表の道のりはすべてがサプライズであった。

彼女たちは準々決勝(対ドイツ戦 延長戦にもつれこみ1-0で勝利)でも、準決勝(対スウェーデン戦)でも分が悪いと見られていた。優位に試合を進めていたアメリカ代表には2度リードされては追いつき、ラピノー(18分)、ワンバック(29分)、モーガン(49分)らからポストやバーを直撃するシュートを食らうなど、それはほとんど奇跡に等しかった。 下馬評どおり69分にモーガンがゴールを決めたものの、クリアは容易ではなかったもののアメリカDF陣のミスから、近くにいた宮間がソロの守るアメリカゴールに得点を叩きこんだ。準々決勝の対ブラジル戦で延長ロスタイムに2-2となる同点ゴールをヘッドで決め、アメリカを敗退の危機から救ったワンバックの104分のゴールで試合は決まったものとだれもが感じた。だがそんなことはなかった。残り3分で、澤が今大会でもっとも華麗な通算5点目のゴールをソロの守るゴールマウスに叩きこんだ。

なでしこ(花の名前)は準々決勝の壁を一度として越えたことはなかった。彼女たちの驚くべき道のりの間中、澤の仲間たちは3月に地震と津波に襲われた祖国を支えるためにプレーすることを忘れずにいた。長い間、ピッチ上では失望がつづいていたが、延長戦に入って試合は熱狂の渦となった。しかし、コメルツバンク競技場(48,817人収容)の満員の観客席ではキックオフ直後から、大会全体を象徴するかのように両陣営のサポーターがお祭り気分で活気づいていた。関係者席のアンジェラ・メルケル、ゼップ・ブラッター、そしてミシェル・プラティニはこれを高く評価しているようすだった。

Foot: Japonaises championnes du monde
Le Figaro – AFP
18/07/2011

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専門はフランス思想ですが、いまは休業中。大阪の大学でフランス語教師をしています。

小さいころからサッカーをやってきました。が、大学のとき、試合で一生もんの怪我をしたせいでサッカーは諦めて、いまは地元のソフトボールと野球のチームに入って地味にスポーツを続けています。