フランスからグローバリゼーションとオルタナティブを考える新しいフランス学

「街角のフランス語を探せ!」 金沢篇

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cyberbloom さんの記事に触発されて、僕の住む金沢の街角でもフランス語を探してみました。中心街ではなく、大学がある郊外の通勤路を自転車でぶらぶらしてみたところ、まず目に入ったのが、美容院の看板。infini という形容詞が hair にかかるのか、éclat にかかるのかで、意味が微妙に変わってきますが、全体としては「髪に限りない輝きを与える」と言いたいようです。

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 次に、「色」という名前の美容院がありました。日本語には単数複数を区別する習慣がありませんが、美容院なのに単色というのは、ちょっと不思議ですね。

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さらに「幸せな一時間」と言いたいらしい美容院もありました。文法的には heure heureuse と言うのが正解。heureは女性名詞、形容詞も女性形に変化させて、名詞の後に置きましょう。「幸せな時間」なら un moment heureux の方が自然です。

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 続いては集合住宅。フランス語で言えば、immeuble ですね。「家族 山並み」という不思議な名前のマンションと、そのすぐ近くには「王家の城」というマンションがありました。(ちなみに mansion という英語は、本来は地主などの「大邸宅」を指すものです。)これも château royal と、後ろに形容詞を置くのが正解。ずばり「パリ」というワンルームマンションもありました。道を挟んだ向かいには「コート・ダジュール」というカラオケ店が。わずか10mでフランスが縦断できそうです。Côte d’azur はニース周辺の地中海沿岸部の名称で、高級避暑地があります。

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街角のフランス語を探すと、どうしてもこういう franponais(<a href=”http://lefranponais.fr/”>http://lefranponais.fr/</a>) が見つかってしまうわけですが、フランスで見かける日本語も似たようなもので、これが外国語というものの宿命でしょうか。しかし、多少の間違いを物ともせずにフランス語が頻繁に使われるのは、やはりフランス語の響きが、何かポジティブなイメージを喚起するからなのでしょう。

以上、金沢から報告でした!

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1975 年大阪生まれ。トゥールーズとパリへの留学を経て、現在は金沢在住。 ライター名が示すように、エヴァリー・ブラザーズをはじめとする60年代アメリカンポップスが、音楽体験の原点となっています。そして、やはりライター名が示すように、スヌーピーとウッドストックが好きで、現在刊行中の『ピーナッツ全集』を読み進めるのを楽しみにしています。文学・映画・美術・音楽全般に興味あり。左投げ左打ち。ポジションはレフト。